自分が好きになるヒントになること
自分史を作ると聞いたとき、「自分には、のちに残せるような価値がある歴史なんてない」という人も多いかも知れません。誇れる功績も優れた能力もなく、平々凡々とした人生だと。
しかし、あなただけのものである以上、それは唯一無二の価値があるものです。そして、その中には光るものが必ずあるはず。部活でのつらい日々に耐えた思い出、切ない青春の一コマ、疲れた日々に見た夕日の美しさに感動して涙した記憶。そうした日々を生き、今ここにあなたがいることに思い至れば、それは自己の肯定、自信や自尊心を高めることにもつながっていくはずです。
また、あなたが何度の出くわしたであろう人生の岐路、あなたはどのように対応しましたか? どちらの道を選んでその結果が良いほうに出た場合も悪いほうに出た場合もあったでしょう。しかし、それらの結果は、どんな結果であろうと子孫たちにとっては、道標としてどちらも大きな教訓になるものです。